17歳愛猫の腎不全と馬尾症候群のしるし

シニア猫のナチュラルケア

看取りの始まり

9月生まれのくうが20歳を迎えらえました。

記念にカメラマンに撮影していただきました。

20歳記念撮影1

20年一緒にありがとう

 

 

ゆっくりゆっくりとシニア期を味わって暮らして行ければそれでよしです。

そんな思いを持ちながら

いい時間をスタジオのスタッフの皆さんのおかげで

過ごすことができ感謝しております。

 

でもね

シニア期の毎日は当たり前ではありません。

 

こんなはずじゃ。。。。

そんな「こんな」も全て想定内にして暮らす心がけが大切だと

日頃から感じています。

 

<クウの現在地>

6月に発見した鼻腔腺癌が少しずつ進行しているようです。

8月にはいくつかの行動に異変が見られてきました。

・同じ場所を歩く徘徊(認知症様行動)

・左前足の傾き

・左鼻からの大量の鼻水

・ベッドまで着かず、その手前の床で寝ていることが多くなる

9月

・9/14深夜 初めてのてんかん様発作が出ました。硬直と失禁

本人がパニックっておりました。

自然療法の一つにEO(エッセンシャルオイル)を持ち合わせておりましたので

万能オイル:フランキンセンスを使用。

すぐに顔面の硬直が和らぎ、落ち着いていく様子がわかりました。

・続けて9/16早朝 2日前↑と同じ状況に。

EOを置いておくという準備ができていたので、すぐに使用し、前回よりも驚きや不安の時間は

短くて済んだと思います。

・9/16 病院へ

8〜9月の状況からも、癌の脳への転移の可能性が大と。

必ず、食事中に右鼻から大量の鼻水が出る、とても苦しそうなので、何か方法はないか?

(この鼻水は、乳白色で粘りが強く、出すのに辛そうなのです)

鼻腔を洗浄してみてもいいが、癌が散るリスクはある。との回答。

 

すでに癌は転移を始めているわけだし

鼻水を出すためのくしゃみも、病体にとっては大変な労力であること。

食事を楽しい時間に戻してあげたい。

・・・などと考え、高齢のリスクが大きいこともあり迷いましたが

毎日のQOLを少しでもいい状態に戻してあげたい。

私が洗浄することを決めました。

 

洗浄処置の画像はグロテスクなのでシェアしませんが

大量の乳白色の鼻水が出て

その後にレバーのような血の塊が出てきて

まさしく「腺癌」との顕微検査の結果となりました。

 

「やはり脳まで行ってるね」

 

それを踏まえて

8月から始まった行動の異変が腑に落ちます。

どれも脳腫瘍で出る行動です

 

本日9/17日曜日

朝から食欲もあり、自然食をペロッとたいらげているクウです。

食事中の鼻水が出てきません。

鼻腔洗浄の効果です。

この選択は良い結果になりました。

病院「1週間くらい毎日洗浄続けるといいんだけどね」

私「クウの状態を見ながらで決めさせてください」

今後どうするのかを決めるのも飼い主。

そすることで人任せによる後悔は減ります。

ただし、軽めの体の硬直の回数が増えました。

失禁するような強いものではないので、クウが自分で対処しようと

冷静に

そしてその場で元に戻るのを待っている姿を

見せてくれています。

動物の順応性はやはり素晴らしい。

ここで私のできることは、

EOの香りを持ってきてあげること

(香りは0.15秒で脳に届き、脳を鎮静させてくれます)

そばで見守ること

 

こういう時は、

強く触ったり、大きい声での声かけは

避けたほうがいいように感じています。

 

 

腎臓の数値もシェアしておきましょう。

血液検査は参考程度に。

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2022.09 BUN47.0ー  CRE2.93

2023.01 BUN63.5⤴︎ CRE2.18⤵︎

2023.04 BUN51.2⤵︎ CRE2.48⤴︎

2023.06 BUN50.8⤵︎ CRE2.13⤵︎

2023.09 BUN58.2⤴︎ CRE2.02⤵︎

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BUNは食事性の窒素数

CREは筋肉代謝性による窒素数

窒素はタンパク質に含まれていて

体の構成成分に必要なんだけど

きちんと処理されないと毒にもなる

動物の体は不可思議にできているよね〜

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クウの現在地をしっかりと受け止めて

「看取り」への意識へのシフトチェンジの時期だと思います。

意識だけでなく、行動や環境もチェンジしていきましょう。

 

1番辛そうなのが、失禁を誘発する強めのてんかん様発作です。

その時にそばにいてあげたい。

その時はいつくるか分かりません。

だから

できるだけ彼のそばに一緒に居る時間を増やすように

私のスケジュールも調整が必要となります。

 

猫の脳腫瘍の余命は・・・

脳腫瘍発見

1〜2ヶ月後 様々な行動異変の兆候

3ヶ月程度の余命

というのが医学的セオリーの様です。

 

クウとの時間もあまり残されていないのでしょう。

彼がいつものように暮らして

いつものように穏やかに過ごすために

私のできることを全力投球したいと思います。

 

そんな日々の様子は

インスタLIVEでお伝えしていきます。